SPSまとめサイトにも更新されていますが、こちらにもまとめておきます。
先日10月15日に、アメリカで24名のSPS患者に対して行われていたリツキシマブの治験結果が公表されていました。
結果からすると、今回の治験では、偽薬とリツキシマブを投与した患者間では筋硬直の経過に明らかな違いが見られなかった、とのこと。
・Study Shows Negative Results of Rituximab in Patients With Stiff-Person Syndrome: Presented at ANA
http://www.docguide.com/news/content.nsf/news/852576140048867A8525765000731DB7
・Rituximab to Treat Stiff Person Syndrome
http://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT00091897
また、日本でも今年、リツキシマブでのSPS治療例が報告されました。
一部抜粋しますと「血漿交換およびIVIgに抵抗性であったSPS患者に、体表面積あたり375mgのリツキシマブを投与した。リツキシマブ投与後にCD20陽性細胞は消失、やや遅れて抗GAD抗体の低下がみられ、下肢硬直、けいれん発作が消失した。いずれも投与後11ヶ月後現在まで効果は維持されている。」
こちらは1例の報告なのですが、報告の中で今後多数例での追試の必要性が言及されています。
・神経治療Vol.26 No.3(2009)
※この記事は、後日追記するかもしれません。