2008年06月28日

治療方針について色々と

いよいよ、来週から治療が始まります。

そこで、治療について、医師から説明された事を、簡単にまとめておきます。

・スケジュール
免疫吸着療法は、月、木の、週2回行います。

・回数
スティッフパーソン症候群の治療で、免疫吸着療法を行った前例が見つからなかったので、 ギランバレー症候群の治療ガイドラインを参考にして、計4回ほど行う予定です。

・吸着カラム(浄水器で言うフィルターのようなもの)
イムソーバTR 350(旭メディカル)

・血液を取り出す方法

主に、3つのやり方があるそうです。

 1.太ももの静脈から取る方法
 2.首の静脈から取る方法
 3.腕の動脈から針で取り出す方法

静脈の場合は、太さ5mmほどのカテーテルを、15cm〜30cmの長さで心臓方向に向かって入れておくそうです。
動脈の場合は、治療の都度に腕の動脈から針で取り出し、その後長時間圧迫して止血します。

カテーテルを使用する方法ですと、治療期間中(2〜3週間)は、ずっと入れておく事になるので、感染症等が心配です。
また、動脈穿刺ですと、止血がうまくいかない場合には、血管にコブが出来てしまい、その血管が使い物にならなくなる可能性があるそうです。

どちらも、それぞれリスクはありますが、腎臓内科の先生とお話した結果、まずは動脈穿刺でやっていただき様子を見ることにしました。

・内服薬
セルシンは、治療中も今まで通り、8mg/日内服する事になりました。
治療前後での臨床変化を見るためだそうです。

・その他
治療によりフィブリノゲン(血液を凝固させる成分の一つ)が低くなった場合には、値が一定値に戻るまでは、治療が続行出来ない事があるそうです。

・期待される効果
症状の軽減。

ただし、今回の治療は、一時的なもので、対症療法にしかならないかもしれません。
何故なら、病気の原因の一つとされている抗GAD抗体は、体内でだいたい1ヶ月毎に作り直されているからです。
ようするに、抗体を取り除いても、新たに作られて増えてくれば、また症状が悪化する可能性が高いのです。

じゃあ、抗体を作っている悪い場所を取っちゃえばいいのでは?と考えますが、例えば重症筋無力症の場合などは、その原因となる抗体は胸腺で作られているようで、胸腺を摘出すれば良くなる人が多いようですが、スティッフパーソン症候群の場合には、中枢神経(脳や脊髄)で作られているのです。

スティッフパーソン症候群が、自己免疫疾患の中でも難治と言われるのは、この辺りから来ているのかも知れません。
もっと良い治療方法が見つかって欲しい、と切に願います。

まずは目前の治療に、万全の体調で望みたいと思います。


posted by ひで at 21:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スティッフパーソン症候群については、神経内科的な免疫吸着療法、血漿交換などは非常に大切ですが、症状が緩和されない場合に、脊髄のGABAという物質の機能低下を補うため、髄腔内バクロフェン投与治療というものが有効な方法としてあげられます。おそらく国内では私どものところでしか経験がないと思いますが、考慮されてもいいのではないでしょうか。

東京女子医科大学 脳神経外科
平 孝臣
Posted by たいら at 2008年07月06日 14:11
平 様

はじめまして。
お忙しいところ、ブログを読んでいただき、また貴重な情報をありがとうございます!

髄腔内バクロフェン投与治療という名前を知らなかったため、検索したところ、バクロフェンポンプを使った治療法(ITB)だと知りました。

なにぶん情報が少ないため、スティッフパーソン症候群で、ITBにてどの程度の臨床の効果が得られたのか等、セカンドオピニオンでお話を伺いに行くかもしれません。
その際には、よろしくお願いいたします。

また、貴重な情報をいただく立場でありながら、メールアドレスがブログ中に記載されていなかったことに気がつきました。
TOPに記載しておきます。

Posted by ひで at 2008年07月09日 17:20
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