体験談として、ここに書き留めておきます。
PET検査とは、MRIやCTスキャンのみでは発見できないような
ごく小さな腫瘍を発見する事が出来る、検査方法です。
欧米では、腫瘍が疑われたらまずPET検査、というほど普及しているのですが
何故か日本ではなかなか普及していないらしいです。
情報元:PET検査ネット(http://www.pet-net.jp/)
スティッフパーソン症候群は、傍腫瘍性神経症候群のものもあると言われてますので、出来ればやっておきたい検査の一つです。
費用は、保健適用前で10万円程度かかります(3割負担で3万ほど)。高いです。
大学病院等でも、まだまだ導入は進んでいないらしく、私のかかりつけの病院にはありませんでした。
そこで、PET検査施設のある、検査専門の病院でやることになりました。
当日の流れ。
まず事前の準備として、FDG(フルオロ・デオキシ・グルコース)という薬を、静脈から少量入れます(1cc未満!?というぐらい)。
これは、ブトウ糖のようなもので、副作用やアレルギーの心配は、まったく無いそうです。
入れた後、1時間ほど安静にしています。この間に、全身にFDGが回ります。
気をつけなければいけないのは、運動をすると、そこにFDGが集まってしまうことです。
そうはいっても、SPSでは、痙攣や筋硬直がどうしても出てしまいますから、検査に影響があるのでは?と少し心配していたのですが、セルシン(ジアゼパム)を早めに飲んでいたおかげか、結果からすると、検査は問題なく行えました。
検査時には、MRIと同じようなドーナツ状(円筒形)の装置に入って、撮影を行います。
実は、私にとってMRIは、大きな音で不随意運動(のけ反り)が誘発されてしまうため、とても苦手な検査です。
そこで、念のために耳栓を持っていったのですが、PET検査の音は、MRIに比べると、ずっとずっと静かでした。
撮影が終了し、その後30分ほど安静にしています。
3時間ほどで検査は終了し、後日、主治医から検査結果を聞くことになります。
今回は、検査結果としては問題は見つかりませんでした。
PET検査をやってみて、検査自体は。時間がかかることぐらいで、とても楽なのですが、検査の都度に
他病院に行く事を考えると、費用も手間もかかるので、疾病によっては、かかりつけの病院選びの際に
PET検査施設があるかないか?で判断するのもありかな、と思いました。
「疑わしければ、まずPET検査」、日本でも早くそうなるよう、施設が普及して欲しいです。
あと、SPSまとめサイトってどこにあるの?検索で出てこないよ、と言われたので
また、リンクをしばらくの間、貼っておきます。
・「スティッフマン症候群(スティッフパーソン症候群) まとめwiki」
http://health.p-wiki.jp/stiffman/
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